プログラミング未経験者が42Tokyoの入学試験「piscine」に合格したので、これからpiscineを受けるあなたに重要なアドバイスを提供します。今回の記事では、piscine参加者(合格者)からの視点で、特公式の42Tokyoが発信していることや多くのサイトで述べられていることを正しく解釈しなおします。
この記事を読んで、以下のことを理解できればOKです↓↓
※本記事の内容はあくまで私の主観であり、必ずしも正しいとは限りません。私の目線から見て、解釈を施したに過ぎず、公式サイトの内容や他多くのサイトの情報を蔑ろにしているわけではありません。
①経歴不問で未経験者でも参加できる本当の理由
42Tokyo公式サイトの募集要項の最初に大きく以下のように書かれています↓↓
結論。上記の内容だけでは正しいとは言えません。正しい内容はこちらです↓↓
1つ1つ解説していきます。
確かに、経歴やプログラミング経験は必要ありません。しかし、42Tokyoを受けようとするならこの数字に見覚えがありますよね。
4.05%(571人/14091人)
これは2021年6月22日に公式サイトで発表されたものです。どう見たって難易度の高いテストです。合格した571人が全員経験者ということはまずないでしょう(未経験者合格サイトが多数あるため)。また、同様に14091人が全員未経験者ということもありません(経験者の不合格サイトがあるため。)つまり、経験者も普通に不合格になるくらいの難易度、経験者が簡単に理解できる難易度に調整していないので、結局、どんな人が受験しても平等というわけです。平等というイメージを変えましょう。
42Tokyoは右の平等の方針をとっているため、基準(難易度)から見れば、全員平等というわけです。間違っても、「未経験者でもできるくらいの難易度である」と解釈しないでください。「経験者もできないの難易度だから、もはや平等」と解釈してください。
他の具体例でいえば、「ボクシングでメイウェザーと戦います。」や「イーロン・マスクとtwitter買収を競ってください」みたいなものです。何年かプログラミングを経験していたとしても、到底敵わないわけです。42Tokyoはこの類です。
①で、「難易度が高すぎるので、経験者も未経験者も平等です」と結論づけましたが、経験者>未経験者という状態は揺るぎません。合格基準が明確に記載されていないpiscineは全ての課題をクリアすることが合格の絶対条件とは限りません。しかし、1個しかやらなかった人と、10個もやった人で評価は違うと思います。ここで、piscine中に能力が著しく成長しないものとすると、10個できるのは経験者でしょうか?それとも未経験者でしょうか?間違いなく経験者です。これは登山を考えれば良いと思います。
上記の画像のように、経験者だって山頂(基準)に到達することはできません(①に記述済み)。しかし、丸腰で山の道具も知らない状態の未経験者と、エベレストには登ったことはないけど、ある程度なら山のことを知っていて、実際に登山経験がある経験者とでは、差がつくのは当たり前です。未経験者はメイウェザーと戦えばタコ殴りされるでしょうけど、経験者であれば1回くらいは防御できるという感じです。
①、②を見れば、当たり前ですよね。なぜ高難易度で経験者だって不合格する可能性が高いうえ、経験者>未経験者という状況は揺るがないのに、未経験者が、別のことと一緒にできると驕っているんだという話です。実際に、私が参加した2022年3月のpiscineでも仕事をしながら、両立していた人もいましたが、エンジニアの方がほとんどでした。未経験者だけど、「大学生や高校生は時間がある」と余裕な態度をとってはいけません。試験期間は丸々1か月です。1か月間piscineに拘束されます。平日に午後まで授業、土日は部活や大会、月に少なくとも1,2回は学校のテストがあるはずです。それらと両立してできるほどの能力が私含め、未経験者には備わってはいません。合格したいのであれば未経験者は1か月は確実にフルコミットできる期間にしましょう。
これは本当です。私も全てオンライン参加で一度も東京に行くことはありませんでした。ただ、42Tokyoの魅力といえば、あの大量のマックを使い放題ではないですか?笑。なので、一度くらいオフラインで参加してみたかったという気持ちはあります。
②42Tokyoの難易度を正しく理解する
上記のことから、piscineの難易度について理解できたと思いますが、別角度から、42Tokyoの難易度について考えることができます。それがこれです↓↓
無料の理由については、公式に「42 Tokyoはわたしたちの理念にご賛同いただいている企業、個人の方々の支援により運営されています。」とあるからです。更に、合格後も基本的に無料であのマック使い放題施設を使用できます。支援してくださった企業、個人の方々、本当にありがとうございます。ここで、「よっしゃー!無料だ!!」と思ってはいけません。ここから、難易度が想像できます。
わざわざ無料と記載していますし、我々が無料に惹かれるのは「従来のプログラミングスクールが高い」に他なりません。ここで有料のプログラミングスクールと費用を少しだけ比較しましょう
TECHCAMP
月19600円~
総額657800円~
42Tokyo
月0円
総額0円
2つの違いは試験とお金です。わかりやすく文字にすればこうなります↓↓
なので、有料プログラミングスクールの入学金=piscineの合格ということになります。
ゆえに、最低でもこの式が成立します。
piscineは30日という期間がありますから、1日約22000円です。
つまり、piscineの難易度は、あなたが1日約22000円分働いた対価と同じです。
ちなみに東京都の最低賃金は1041円です。よってあなたが1日のうち約22時間労働に差し出したときと同じ対価です。これがpiscineの難易度というわけです。タダが一番怖いとはよく言ったものです。無料というのは我々にそれだけの時間という対価を払えということです。
③事前の勉強はいらないわけがない
参加者の多くのサイトで事前の勉強の有無で様々な意見がありました↓↓
結論としては、「事前の勉強がいらないわけがない」です。
明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。(チャールズ・クーリー)
piscineに限らず、全ての物事において事前準備が9割決めると思っています。更に、準備した量が本番に反映されます。ボールを大きく蹴るには、足を後ろに大きく動かす準備が必要です。大きく蹴るには、大きく動かす必要があるのだから、piscineに合格するには、合格するだけの準備が必要です。
42Tokyoの公式サイトのFAQ・お問合せにはこのような記載がありました↓↓
言語は何を学べますか?
カリキュラムの前半はC言語で課題に取り組みます。 そのあとの言語は自分で選びましょう。
つまり、最初は全員が共通して、C言語の課題に取り組みます。わざわざ公式が最初はC言語をすると明記しているのだから、少なくともpiscineの数か月前にはC言語を勉強するという準備が必要です。
必ずやりましょう。
本記事は以上です。これからも42Tokyoとpiscineの記事を書いていきます。
※42tokyoの利用規約を遵守し、課題や試験の様子など、42tokyo内部の情報の一切を公開しません。スタッフの方へ、万一当記事の内容に問題があった場合、大変お手数ですが、お問合せから該当箇所について指摘してください。該当箇所を修正いたします。
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