今回の記事では、高校化学で学ぶ「硫酸の性質」について解説します。キーワードで一撃なのでさっくと覚えて、問題演習までやってしまいましょう。
硫酸の性質キーワード
まずは結論。今回覚えるキーワードはこれらです
⓪硫酸の性質:「キーワード」
①酸化作用:「銅」or「銀」と「濃硫酸」
②脱水作用:「遊離」と「黒くなる」と「お砂糖系」
③強酸性:「希硫酸」
④不揮発性:「塩化ナトリウム」or「塩化カリウム」
⑤吸湿性:「乾燥」
➅溶解熱:「温度上昇」
問題中に「塩化ナトリウム」と出てきたら、必ず硫酸の性質は「不揮発性」なので、瞬間的に答えられるようしましょう。これらキーワードの素晴らしさを知ってもらうために、さっそく、このキーワードで問題演習していきましょう。
問題演習
各問題が以下の硫酸の性質のどれに当てはまるか答えましょう。
溶解熱、酸化作用、強酸性、脱水作用、不揮発性、吸湿性
これから問題文中にキーワードが頻出しますので、ニヤニヤ準備をしましょう。
銅に濃硫酸を加えて、加熱すると、二酸化硫黄が発生する。
(1)銅に濃硫酸を加えて、加熱すると、二酸化硫黄が発生する。
キーワード:「銅」と「濃硫酸」⇒酸化作用
スクロースに濃硫酸を滴下すると、炭素が遊離する
(2)スクロースに濃硫酸を滴下すると、炭素が遊離する
キーワード:「遊離」と「お砂糖系(スクロース)」⇒脱水作用
亜鉛や鉄に希硫酸を加えると、水素が発生する。
(3)亜鉛や鉄に希硫酸を加えると、水素が発生する。
キーワード:「希硫酸」⇒強酸性
塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱すると、塩化水素が発生する。
(4)塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱すると、塩化水素が発生する。
キーワード:「塩化ナトリウム」⇒不揮発性
発生した気体を濃硫酸に通じると、乾燥した気体が得られる
(5)発生した気体を濃硫酸に通じると、乾燥した気体が得られる
キーワード:「乾燥」⇒吸湿性
濃硫酸で水を希釈すると、液温がかなり上昇した
(6)濃硫酸で水を希釈すると、液温がかなり上昇した。
キーワード:「温度上昇」⇒溶解熱
ニヤニヤが止まりませんね。本当にキーワードで瞬殺なんです。
以上です。誤りがあれば、コメント指摘していただけると幸いです。修正します。
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