今回の記事では高校有機化学「炭化水素基」について簡単に解説していきます。炭化水素基は英語で、「Hydrocarbon groups」と言います。つまり、水素と炭素のグループということですね
まずは炭化水素基の定義からどうぞ↓↓
要するに炭素Cと水素Hから構成されている化合物から水素Hをいくつか取り除いたものを炭化水素基と言います。特に、重要な炭化水素基として「アルキル基」があります。
●アルキル基:アルカンCnH₂n₊₂から、H原子を1つだけ除いてできる炭化水素基
アルキル基は、ただアルカンからHを1つだけ取り除けばいいので考えることなしに自力で作り出せます。アルキル基は省略のために「R」の記号を用いることが多いです。よって構造式に「R」が存在した場合は、アルキル基だと考えれば良いのです。
アルキル基はアルカンから水素を1つ取り除けばできるため、簡単です。しかし、炭化水素基の種類はそれ以外にあります。ここでは4つ紹介します。これは命名法とは少し外れている固有の名称のため、覚えるしかありません。
①CH₃ーCHーCH₃:イソプロピル基
②ーCH₂ー:メチレン基
③CH₂=CH₂:ビニル基
④C₆H₅:フェニル基
以上です。
誤りがあれば、コメント指摘していただけると幸いです。修正します。
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